歴史と娯楽と日常の狭間で

自分がこれまでに蓄えた歴史の知識、楽しかった娯楽、日常の気づき等を淡々と綴るブログです♪

派遣社員……或いは不揃いなどんぐりたち……

僕は高校卒業後、色々あって就職に失敗。その後は派遣会社を転々としております。

そりゃあもう色々やりました。遊戯台の組立、自動車部品の製造、医療関係等々……。

 

正社員になりたいとは、もうあまり思わなくなってきました。これまでの経験から自分には、責任ある仕事は出来そうにないと思えてきたからです。低収入でも、細く長く生きていける方法を模索中です……。

 

それはさておき、今回はいままでの経験から、僕が感じた派遣社員という人たちについて綴ろうと思います……。

 

 

派遣社員が辞める理由……

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一般的に派遣社員という存在は、こう言われることが多いです。

「派遣で務めていると、契約打ち切りでいつ辞めさせられるか分からない。とても不安定だ……」

 なるほどたしかに派遣社員は、定着率が悪い。2,3年ほどで辞めていくのがベターだ。長く務める人でも5,6年といったところか。

 

しかし僕の経験上、上記のような契約打ち切りで辞めさせられることは余程の事が無い限り(それこそ派遣先の会社が倒産寸前でもない限り……)、ほぼ皆無です。そりゃあ、「半年契約」だの「1年契約」だのといった一応の契約期間はあるものの、本人が希望すれば大体契約は更新される。最近は「派遣を3年以上雇ってはいけない」というような法律が出来たようだが(その辺は疎いので、よく分かりません。古い情報かもしれない……)、それだって「3年経ったら、一旦退職という形にして、もう一度再派遣」という体だってとれなくはない(はず……)。

 

そりゃあそうでしょう。企業側だって新しく人を雇うより、慣れた人にいつまでも居て欲しいに決まっています。上記の通り余程のことがない限り、企業側のほうから人を切ることはほとんど無いでしょう。

 

ではなぜ派遣社員は、こんなに短いスパンで辞める人が多いのか?

理由は簡単、ズバリ「パッシング」です。「なぜ正社員にならない」「いつまでこんなことをやっているんだ」「30までになんとかしないとヤバイぞ!」等々……。

周囲からのこのようなパッシング(直接言わなくても、そういう空気を放ってくる)に耐え切れず辞めていく人が本当に多いです。(もちろん「就職」「より高収入を」というポジティブな理由で辞める人もいます)

 

さて、ではそのようなパッシングはどのような人たちが言ってくると思いますか?

派遣先の正社員? 派遣会社の担当者? ……どちらもNOです。

派遣社員をパッシングする人たち……それは他ならぬ、同じ立場の派遣社員なのです……。

 

どんぐりの背比べ……

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派遣社員同士、最初はなかよくしていても、付き合いが長くなってくると誰かが言い始めるのです。

 

「これからどうすればいい……」

「いつまでもこんなことをしていては……」

 

そしてそのような不安は、次第に他者への攻撃の形をとり始めます……。

 

「お前はどうするつもりだ、なにか考えているのか!」

「俺はもうこんな年齢だからどうしようもないが、お前は若いんだからもう少し将来のことを考えろ!」

「俺はこのままではいけないと思っている。いいよなお前は楽天的で(苦笑)」

「(漠然と働いているお前とは違うと言わんばかりに)俺は将来〇〇しようと思っている!」(←あくまで思っているだけ……)

 

要はいつまで経っても満たされない自尊心を、他者への攻撃という形で発散しているのだと思う。……虚しい「どんぐりの背比べ」です……。

他者を攻撃し、自分をちょっとばかり偉く見せたところで、結局は大した違いはないというのに……。

 

なぜこんなことになるのでしょう?

僕は、所謂「一般的な価値観」というものが、彼らを上記のような行動に走らせていると思うんです。

 

「安定した収入を得て、妻子を養い、人生80年で大往生……」

 

しかし、今の社会では一旦大きくレールを踏み外すと、このような人生設計は困難になってくる。だが世間はそれでも上記のような価値観を絶対視し、押し付けてくる。そして、そのような世間に自尊心を傷つけられた派遣社員は、他者を攻撃して自らを慰める。さらにそのような派遣社員に傷つけられた者は、また別の者を傷つける……。

負の連鎖……。

 

僕は、大きくレールを踏み外しても、互いを傷つけあう事無く、それぞれのレールを歩んでいける多様な価値観が創られるのを願う……。理想論かもしれないが、本当にそう思う。少なくとも、僕は他者に対して、そうありたい……。

 

 

それでは失礼します。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。