歴史と娯楽と日常の狭間で

自分がこれまでに蓄えた歴史の知識、楽しかった娯楽、日常の気づき等を淡々と綴るブログです♪

大人気のない男……或いは肥大した承認欲求【派遣で出会った人々】

先日、Twitterにて懇意になりたいと願っていた人からフォローを外されるということがあった。Twitterをやっていれば、そのようなことは日常茶飯事である。しかし、僕はそのとき言いようのない憤りと、それと相反する罪悪感が同時に襲い掛かり、頭が真っ白になってしまった。いい歳になって、非常に恥ずかしい限りである……。

 

そんなことがあったので、僕は過去に出会ったとある人物を思い出した。彼も先日の僕同様、いい歳をして些細な事に心を動揺させてしまう人だった……。

 

 

とある男の大人気ない行動

 

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今から5年程前、僕はとある電力会社に派遣社員として勤めていた。当時僕が任されていた仕事は、二人一組で行うのだが、その相方というのが一風変わった男だった。

 

整っていない髪型、肥満した体型、暗い表情……一見して根暗な雰囲気の漂う人だが、問題は作業中の態度であった。挨拶なし、受け答えなし……おおよそコミュニケーションというものが一切取れない人だったのだ。他の人とはそれなりにコミュニケーションを取っているので、こうした態度はどうやら僕に対してだけらしい。

 

それならばきっと僕の方に問題があるのだろうと、僕が思いつく限りの改善を試みてはみたのだが、彼の態度は少しも変わらなかった……。

 

「二人一組の作業でこれでは、とても仕事にならない」

 

そう思った僕は、現場の上役に相談した。すると僕にとってはあまりにも意外な真相が判明した。

 

「あいつは君の指導役の〇〇(男性)と懇意になりたいと思っているんだ。けど〇〇は君の指導に掛かりっきりだっただろう? それで君に対して嫉妬しているんだろう……」

 

……「そんなことで!?」聞いた瞬間、僕は憤りを隠せなかった。気持ちは分からないでもないが、そのような極めて私的な感情で何の落ち度もない僕に八つ当たりされては堪らない。何より僕からすればそんな下らない理由(彼にとっては重要なのだろうが)で、精神をすり減らしていたのかと思うと、実に馬鹿馬鹿しかった……。

 

 

 

承認欲求が生み出す暴走……そして孤独

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その後、件の上役の取り成しで僕と彼との間で生じていた誤解は、どうにか解けた。

それからは、彼ともどうにか二人三脚で作業をこなせるようになった。そればかりでなく、一緒に作業をこなしていく内に徐々に彼とも打ち解けていった……。

 

しかし、彼はなぜ嫉妬をするほどに〇〇さんに対して執着してしまったのだろうか?

僕が思うに、承認欲求が肥大化してしまったのではないだろうか?

彼は学生時代、いじめを受けていたという…。そのような抑圧された環境にいた人の中には、「誰かから自分を認めてもらいたい」と強く願うようになってしまうように思う。そしてそれが、時として第三者から見れば異常とも思えるような言行を取ってしまう……。

 

その気持ちは僕にも分かる。僕の場合はいじめではなかったが、幼少期から姉から高圧的な態度をとられ、彼女の意思に従うことを半ば強制されて育ってきた…。(詳しくは↓の記事を参照)

 

 

www.chijoji.com

 

そのため、心のどこかで「どこかの誰かに自分を認めてもらいたい」と強く願っている部分が少なからずあるように思う。ブログやTwitterを始めたのも、一つにはそういった側面もある。そしてそれがために、大人気のない言行をしてしまうこともしばしばである。

 

 

……現在、僕と彼はそれぞれ全く違う職場で働いていて、全く連絡を取ることは出来ない。しかし、彼の心境を僕なりに多少なりとも慮ることの出来るようになった今こそ、再会したい想いがある。彼はどうしているのだろう。大人気のない承認欲求が顔を出すたびに彼のことを想い出す、今日この頃である……。

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。